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 群馬県高崎市の理容室 Camelの日記です。


by camelhd

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犀川の攻略

本流フライフィッシングで一番の人気河川とも言える長野県の犀川。
その人気の魅力として魚関係では魚影の濃さや魚のキレイさ。より大きな魚。またブラウントラウトがいることなどが挙げられます。
フィールド関係でも湧水の多いキレイな水。いつでも豊富な水量。場所によって千差万別な風景、などなどフライフィッシャーのみならず本流フリークを惹きつける要素が盛り沢山。

そういう自分もそれにハマって通い続けて20年を超えました。
最初はとにかく大きな魚が釣りたくて通ってましたが、当初は50cmはおろか40cmクラスすら全く釣れず……。
昔は殖産の放流も全く無かったですしね。
しかし何時しか徐々に結果があらわれるようになり、今では割りとコンスタントに毎年60cmオーバーが釣れるほどになってきました。

さて前置きが長くなりましたが、今回は流し方等の技術的なことではなく、やや抽象的になるかもですが犀川で釣る際(特に大物を!)にプラスになるであろうことや、釣りをするうえでの犀川の特徴などを書いてみたいと思います。

※まずここでは正確に犀川と呼べる区間は奈良井川と梓川が合流する二川合流から下流と定義しときます(地図上でもそうなってますね)。
さらに犀川本流に限った話しとします。
ぶっちゃけ単純に大物やいい魚を簡単に釣りたければ本流ではなく断然支流です。魚影の濃いいい支流を見つけて何度も通えば正直そこまで難しくありません。
自分もどうしても釣りたい時や本流が人でごった返す時などには支流に行ったりします。
しかし非常に偏った個人的嗜好ですが、あくまで本流での魚に価値があると思ってるのでこの場では犀川本流に焦点を当てていきます。ご了承くださいm(_ _)m



犀川は全体を通して本流としては意外と岩盤の多い川です。
全体的にサラッとした印象の犀川漁協ですら所々に岩盤があります。
今はかなり埋まってきていますが、以前は木戸橋下のランや中村マレットなどにはとてもいい沈み岩盤が所々にありました。
個人的感覚だと大物ほど岩盤絡みで釣れる確率が非常に高いです!
ちなみにストラクチャー絡みというとブラウンって印象があるかもしれませんが、レインボーも同じ場所で同じように釣れます。
誰が言ったか知りませんが『ブラウン=ストラクチャー』て考えは大間違いです!
何も障害物の無い場所ですら大型ブラウンも普通に釣れます。そんな考えは直ぐに捨てましょう。

岩盤自体はそうなくなるものではありませんが、砂利で埋まったり翌年は水面から出るほどになってたりと毎年様々です。
なので岩盤のある場所を覚えておいてそこを毎年チェックしておけばいつかいい思いが出来るかもしれません。私はその沈み岩盤だけをランガンすることもしばしばです。

殖産は岩盤が非常に多くなるので、岩盤+αがキモになります。
細かく言うと岩盤+適切な流速です。
なのでその時の水量によっていいピンポイントが変化するので要注意です。
犀川の攻略_c0157482_09423398.jpg
↑犀川漁協管内で岩盤絡まりで釣れた70cmオーバー。
この時は岩盤+流速+ロープレッシャーの3条件が重なった。

次に意識したいのは水量。
水源域がどこも雪山なので、春には一雨ごとに増水する犀川。
犀川には多くの支流が流れ込むので、クリアな支流を見つけてその下流を狙うのも手です。
またダム湖の止水で濁りが薄まるため、放水口から下流が意外と上流よりもクリアな時もあります。

よほど茶色くなれば釣りは厳しいですが、春の増水濁りの時は白やグレーがかった濁りがほとんど。
橋から見たりすると釣りにならないかな?なんて思ってると、誰かがドン!といいのを釣ったりするのもこんな時。
それでもウェーディングして膝から下がギリ見えれば釣りになります。
1週間ほど茶色濁りが続き徐々に薄まり、膝下ギリの感じになる頃は大物が出やすい時です。
増水により速すぎる流芯につけない魚が手前に寄っていて意外と狙いを絞りやすく、人的プレッシャーも低くチャンスとなります。
また透明度が低い時には浅い場所に出てきやすいと個人的には思ってます。釣りやすい要因の一つですね。
深場は捨てて浅くて速い流れのみに専念するといい結果が出やすいです。
ただ自分の休みとこういう日が重なることも少ないので、お休みを選べない方からするとこういう日を選んでの釣行は難しいです……。
犀川の攻略_c0157482_10095975.jpg
↑増水続きの今年の春。膝くらいの濁りの中で釣れたイワナ50cm。15年前までは解禁当初にはイワナはまぁまぁ釣れていたが近年は珍しくなってきた。


そして犀川というとダムが多い河川のイメージ。
ダム湖で成長したであろう魚も多いです。
そういう魚はもれなくいい魚。
ただダム湖を遡上するタイプ。ダム湖を下るタイプと両方います。

遡上するタイプ。
これは期間限定でめちゃくちゃいい魚が狙えます。
時期にして3月後半の約2週間くらい。60を超えるパンパンなレインボーが釣れるのがこの頃。
そしてこういう魚達はだいたい朝イチに釣れることがほとんど。
そして釣れるポイントも岩盤とかは関係なく、サラ〜っと速く均一に流れてるなんてことのない流れが良かったりもします。たぶん皆さんが思うより速めの流れです。
ギャンブル具合いもかなり高いですが、狙う価値のある犀川トップクラスの魚が釣れます。
これはダムのある天竜川にも当てはまりますね。
ただ何故この時期に遡上するのか?
春産卵の魚なのかもしれないし、そこは未だ理由がよくわかりません……。
それでもその時期にいい魚だけが遡上するのは確か。
犀川の攻略_c0157482_09531846.jpg
↑ダム遡上の銀ピカパンパンレインボー。
4/4に釣れた59cm。ダムのバックウォーターから少し上流のラン。
犀川の攻略_c0157482_10001248.jpg
↑さらにその30分後に同じランで釣れた65cm。こちらもパンパンなおそらく湖育ち。
この時は他にも同サイズを同じ場所でバラシ。
明らかに数匹の群れで遡上してきたと思われる。

対して降るタイプ。
多くはこちら。ダム放水に乗って降るタイプや、放水口を通すダムの常時放水に乗って降る魚。
個人的見解ですがはっきり言いましょう。
本流のだいたいの魚は常に移動したがっています。
(全然移動しない魚も稀にいますが…)
ほとんどは移動しやすい増水の時に動く傾向があります。
おそらく常にいい場所を求めているのかなと。
そして魚が移動していい場所を見つけて直ぐがチャンスです。
移動して居着いて直後というのはサクラマスや鮭などの遡上魚はもちろんド定番ですが、河川残留のトラウトにも同じように当てはまります。
犀川の攻略_c0157482_10180461.jpg
↑増水後に釣れた50半ばのレインボー。体側や顔まわりに若干の擦り傷跡があり、移動してきたばかりと推測される魚。これも岩盤絡まりのピンポイントで。

ちなみに遡上系や回遊系が銀ピカで、居付き系が色濃いとかってのも個人的には全く当てにならないと思ってます。
居付きと言われる色の濃い全く同じ魚を数km離れた場所で釣ったこともあります。銀ピカ系の全く同じ魚を同じ場所で半年後に釣ったことも。
色の違いはあくまで遺伝的なのが多いんじゃないかな?
個人的にせいぜい言えるのはメインで生息している水深の違いくらいな気が?
銀ピカ系は上のタナで釣れることが多い気がするので…。
まぁそれも自分のこじつけだと思うんですが(笑)


他に人的プレッシャーの回避。
人気の犀川。今や釣り人のいない日なんてありません。
日々釣り人に攻められていると魚もなかなか手前につかなかったり、簡単にフライを口にしてくれなかったり…。
もちろん他の釣り人が入らない所を探すのも一手です。
私、犀川はほぼ全部やりました。もちろん誰も入らないであろう所も数え切れないほど。たぶんですが犀川をやっている餌釣り・ルアー・フライの釣り人や地元の方々の誰よりも犀川の全箇所に入っている自信があります。
そして何度かそれでいい思いもしてきましたし、そういう誰もやったことのない場所を釣るのって凄く楽しいんです。
逆に全くダメな所も見えてきたりしました。
ただ注意として崖下やテトラ上など危険な場所は気をつけましょう。
犀川の攻略_c0157482_09465839.jpg
↑殖産漁協管内でほぼ人が行かない場所を初めて行ったら、テールの速い流れの中にある沈み岩盤で『ズドン!』
オスの66cm?だったと思う。

犀川の攻略_c0157482_10252525.jpg
↑おそらくだけど過去に入ったことのある釣り人は誰もいないであろうポイントで釣れた60半ばブラウン。
未開のポイントが日本の本流にはまだまだあるはず………。

でもいずれそういうのは他人にバレます。犀川に限らず利根川でも私は過去ひたすらその繰り返しでした。なんなら今でもそうです(笑)

なので皆が入るような有名ポイントでも、自分しか知らない釣れるピンポイントを見つけられると一気に自分だけ釣れるようにもなります。
有名ポイントの中にある沈み岩盤やカケアガリ等がそれに当たります。
他にも有名ポイントの対岸とか。
※ちなみにそういう初めてやる場所って釣れる確率高い気がします。なので初めての場所ほどラインや針先をチェックをして集中しましょう!

結局こういうのは通って通って歩いて歩いて自分で探し出すしかありません。
人から聞こうなんて虫が良すぎます。過去に直接の面識もないSNS繋がりだけの方に釣れたポイントを聞いてきた人が二人ほどいましたが、どちらの方もカチンときてテキトーにウソ言って直ぐにブロックしました(笑)
そりゃそうです。何年も通って歩きに歩いてやっと見つけたピンポイントを面識もない人に教えるわけがない。仲間内にだって直ぐには明かさなかったりするのにw
まぁ人から教えてもらってもやはりそういうセンスは絶対に身に付かないです。



いくつかのコツや条件をあげましたが、それぞれが組み合わさることも大切です!
上記の岩盤+流速みたいに。
むしろそういう複合的条件の時にこそ大物は釣れやすいと感じます。
またこういう条件にフライならではの虫が絡んできたり、ハッチパターンを読んで+αの条件に付け加えたりできれば更に楽しくなることでしょう。

数日間犀川に泊まり込みで釣りが出来れば、こういった読みが非常に簡単になりますが、なかなか普通はそうはいきません。
良くて一泊。だいたいの方は日帰り釣行かと思います。
翌週に再来しても条件はがらり変わっていたりも…。
だからこそ読み解くのが楽しいんだと思います。

そして犀川漁協と殖産漁協の両方の釣り券を持ってる場合に限りますが犀川全体をマクロで捉え釣りをすると楽しいし、何より犀川を攻略したという満足度も高いです。
上流と下流では距離もあるので水の色も変わるし、水温や水質はもちろん天候すら大きく変わります。
ダムを挟むことで濁りの有無にもかなりの違いが生じることも多々。
その中でその日その時の状況を読み解き選んだポイントでいい魚が!とかってめちゃくちゃサイコーじゃないですか?
ちょっと上級者向けですがより犀川を楽しめること間違いなしです。
犀川の攻略_c0157482_09304187.jpg
↑今年3月。工事による濁りが入りそこから上流で釣りしていたが、たまたま移動で工事箇所を通ると工事が昼休みになり濁りの原因がなくなる。その濁りが取れ始める頃がチャンスと思い、下流のずっと狙っていたポイントへ濁りのタイムラグを見計らって移動。朝イチにはダメだったが再度下流の濁りが取れ始める頃に同じ場所を狙うと68cmのブラウンが!

もちろんこういった幾多の条件の他に流し方やラインやフライの選択、立ち位置やキャスティング等の技術的なことが複雑に絡み合って重なってきます。

ただいつも言ってますが『例外』の魚が常に一定数いるのも事実。
その可能性を捨てずに常時釣りをすることも大切です。
すると自分の中で例外が例外ではなくなるはず。


まだまだ私も犀川でもがいていますが(先々週は数年ぶりにアタリ一つもないままデコったw)、犀川好きな皆さんの一助になればと思います😊




by camelhd | 2024-12-24 10:19 | 釣りネタ